464051 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

一緒に歩こうよ。~特別養子縁組しました。~

一緒に歩こうよ。~特別養子縁組しました。~

チャンスの神様の前髪

神様は代理コウノトリを送ってくれたのかな?


GW過ぎて毎日が忙しかった。
ぱんだは相変わらず激務でプリンはやはりぱんだの実家の用事で
毎日駆り出されていた。
義父は毎日朝夕の病院の訪問を希望していたし
・でも病院はとても遠くて歩いてはいけないし
義母の言われるままにいろんなものを買ったり
泣いて愚痴る言葉を聞いたり
きっと半分は被害妄想なんだろうなぁと思いつつも・・
そんな忙しい毎日のある日の夕方電話が鳴った。

「こんばんは~お元気ですか?」
会の代表の方だった。
「あ・・どうもご無沙汰しています。元気です。」
たわいもない会話をして近況報告もしていたところで
「ところでね。そろそろ面接して一年過ぎたかな?」
「いえまだまだあと2カ月くらいあります」
「そう。・・・プリンさんところにね来月くらいにって考えているんだけど・・・どうかなぁ?」
「は?・・え・・あのその・・」しどろもどろになりながらも
「お願いします!!!」と必死で叫んだのを覚えている。
「わかりました。来月のいつになるかはわからないけど
また連絡しますね。なのでそろそろ準備をそろえておいてもいいよ」

電話を切って我に返って
すぐにぱんだにメールを出した。
「もしかしたら来月ご縁があるかもしれないって!!」
うれしくって涙が出た。
次の日からはなんだか気分が変わって
つらい病院通いもなんだか嬉しくなってしまった。
病院で義母にも報告。
大喜びで嫌がっていたリハビリにも熱が入るようになった。
退院もそんなにかからないんじゃないかって思えた。
義父にもいい影響だったようで
ものすごく喜んでくれた。
プリンは病院の帰りに今まで避けていたベビー用品のお店に行って
いろんなものを買いそろえることにした。
もちろんネットオークションなんかも利用しながら。

それと名前も考え始めた。
苗字にあう名前がいいなぁ。
男の子だったら・・・
女の子だったら
いろんな名前を考えて最終的に男の子だったら
ラオウと・・・
女の子だったら
ラナと
つけることに決めた。
あとは連絡を待つだけの日々だった。
毎日いろんなものを買って揃えてネットオークションを
チェックして・・
妊娠してるわけでもないのにお腹に子供がいるような
そんな気持ち。

チャンスの神様。
きっと我が家に降ってわいたチャンスをありがとうございます。
このチャンス離しません!
そんな気持ちで毎日忙しいまま送っていた。

どんな子がわが家に来てくれるのかな?
これで家族になれるのかな?
会の方が私達を選んでくれたってことは
「子供が欲しい」という面接では伝わらなかった気持ちが
今届いたのかな?

でも子供を迎えるに当たりやらなくっちゃいけないこともある。
我が家にはペットのわんこがいるけれど
私が子供を迎えるために出かけたら
わんこの世話ができなくなってしまう。
ぱんだは早朝から夜遅くまで働いているし・・ってことで
わんこはペットホテルに預けることにして
ぱんだのご両親には
子供の連絡が来たら一週間ほど病院には向かえないことを伝えた。
それから・・それから・・・
なんだか気持ちだけ先走ってしまって
何にも手がつけれないプリンなのだった。


前へ次へ


© Rakuten Group, Inc.